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2006年 08月 31日
Joseが最近俄然やる気を出し始めたようで、911後にすっかりなくなってしまったレストランの顧客を増やそうと努力をし始めた。911までのフリーランスのフローリストである彼の給料というのは私の3倍くらいはあり、クリスマスに高価なプレゼントを買うなんて事も問題なくこなし、しっかり1.5カラットソリティアダイヤのプラチナの婚約指輪も買ってくれたりしていた。おそるべし911は、彼の給料を今度は私の半分くらいにしてしまった。そしていくらハッパをかけても、うーん、何がしたいかわからない、やる気もない、と安い時給で近所の花屋で働いていた。そのくせ家族には二人で貯めたなけなしの貯金をせっせと”Before911のごとく”送っていたので私たちの生活はさもしいものだった。
もし、私がこのやる気のない、向上心のなくなってしまったJoseでも愛しているからと気長に、5年待ったら復活した彼とうまくやることは出来たんだろうか。彼のやっていることは私の夢だった。よく週末に二人でレストランでの生け込みをやったり、居間やキッチンでパーティーのアレンジを作ったりしたもんだ。Joseの才能のおかげでたった数時間で500ドルくらい手元に入るそりゃーそりゃーおいしい仕事だった。 時間があるのでせっせと本を読んでいる。浮気をしていた挙句に浮気相手の旦那に殴られて、すったもんだになった小説を読んだ。それでも数ヵ月後には離婚もせずお互い元のさやに収まって、そして日々は流れていった、という終わり方。私にしてみたら、なぜ別れないんだろうと思う。私はマージンが少ないんだろうか。白か黒かはっきりさせないままはだめなんだ。 浮気を繰り返す夫を持つ友人がいる。彼女は不倫の挙句妊娠し、奥さんと別れてもらって結婚したと言う立場。浮気をするのは私が相手をしないからだ、と彼女は自分を責める。そしてそうして浮気をしても許して又元の生活に戻る、ということを繰り返している。理解出来ん!もう一人、今度は自分が不倫をして旦那に見つかって切った貼ったになった友人もいる。その不倫は一旦見つかったのに又始まり足掛け3年くらいは続いていた。1度目に旦那が気が付いた時、離婚するかどうするか、と悩んでいたのに、2回目は一見難なく復活し、彼が自殺という結末で幕を閉じた。その後彼女は子供を二人産んで、私の知る限り今はおとなしく家庭に収まっている。 何があっても別れない、というのは人生へのあきらめか、それとも究極のCommitmentか。別れよう別れようと思いながらだらだら続けるのは悪いことではないような気もする。 多分....性格だな。これでいっぱい損をしているような気もするけれど、私には変えることが出来ないんだと思う。
by pepecita
| 2006-08-31 23:44
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